【追悼】「天皇ごっこ」たった一人の革命 「見沢知廉(みさわちれん)氏」
調べていると今日が見沢知廉氏が亡くなって11年目だと知った。
一時期「どんな本でも読んでやろう!」と本を読み漁った時期があった。
その時、出会ったのが見沢知廉氏の著書「天皇ごっこ」だった。
見沢知廉(みさわちれん)氏とは?
- 1959年:東京都文京区千駄木に2人兄弟の長男として生まれる。
- ↓
- 早稲田中学校に入学
- ↓ 中学3年時から不良の道へ
- 早稲田高等学校へ入学
- ↓ 暴走族・左翼で活動、成田空港占拠闘争にも参加
- 早稲田高校は退学処分
- ↓ 右翼に転向
- 新右翼「一水会」の統一戦線義勇軍書記長に就任
- ↓ 日本IBM、イギリス大使館等への火炎瓶によるテロ活動を行う
- スパイ粛清事件(内ゲバ)で殺人を起こし逮捕
- ↓ 懲役12年判決。懲罰房に長く入れられ心身共に異常をきたす
- 釈放後に獄中で執筆した『天皇ごっこ』を発表
- ↓ 自分の人生を売っていると自責の念。抗うつ薬も濫用。
- 自殺を図って小指を2本切断
- ↓ 心身の健康問題や経済的にも困窮
- 2005年9月7日:自宅マンション8階から飛び降り自殺、死亡。享年46
母と息子の囚人狂時代
見沢知廉氏の著書の中でも「母と息子の囚人狂時代」が印象深かった
獄中記と言っても、とてもポップに描かれていて
心身共に異常をきたした息子を母が愛情深く支える様を描いている。
「革命」という言葉に大きな意味を持ったことがないので
息子と母の愛情を描いた、この本が印象深かったのかな
母の為にも生きていて欲しかった。
そう、思わせるような内容の本だった。
もう、絶版なのか。
見沢知廉氏の映画
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