見知らぬ少年に「感謝の気持ち」難病の息子をかかえる母のメッセージ
科学博物館で出会った少年へ。
私はあなたが誰なのか知りません。
私はあなたが誰なのか知りません。
息子と一緒に遊んでくれましたね。
息子がボールを拾えない時は手伝ってくれましたね。
息子に「どこか悪いの?」「なんで歩けないの?」などとは決して言わずに遊んでくれました。
ただ、息子を息子として見てくれました。
息子はあなたと同じように、とても好奇心旺盛です。
力が弱すぎてレバーが動かせない時に、一緒に動かしてくれたことに感謝します。
あなたがこのメッセージを読むことはないかもしれませんが
あなたがあなたらしくいてくれれば、世界はよりよい場所になっていきます。
これは、「facebook」に投稿された文章です。
脊髄性筋萎縮症(せきずいせいきんいしゅくしょう)
アメリカ・フロリダ州に住むケイティ・マイヤーズさん、その息子のケイデンくんは、生後7カ月で脊髄性筋萎縮症と診断されました。
脊髄性筋萎縮症(SMA)とは
脊髄の運動神経細胞(脊髄前角細胞)の病変によって起こる神経原性の筋萎縮症の病気です。
体幹や四肢の筋力低下、筋萎縮を進行性に示します。
発症率は10万人に1人、ケイデン君は自分の足で歩くより前に診断され
それから、車椅子での生活を送っています。
少年の優しい心
息子に優しくしてくれる人は多いけれど、それが本当に息子を見てくれての言葉や行動だとは限らない。
少年はケイデン君を助けよう!と思ったわけではなく
純粋にケイデン君と接しての行動だったのでしょう。
彼は息子を普通の子のように扱ったんです。
一緒に遊び、普通にやりとりしていました。
少年のような人が増えれば「世界はよりよい場所」になっていきます。